環境問題への取り組みは、今や国内外を問わず企業の最優先課題の一つとなっています。それとともにCSR(企業の社会的責任)に対する関心も非常に高まっています。栄光舎では早くから「水なし印刷」を中心とした環境配慮型印刷の普及に努め、地球環境保全と事業活動の隆盛との並立を目指し取り組んでまいりました。
「水なし印刷」は、通常行われている水と油(インキ)の混ざりにくい性質を利用した「水ありオフセット印刷」とは異なり、VOCや有害物質を含む「湿し水」を使用しない版材を用いた環境にやさしい印刷方式です。
環境保全の点から見て適切で、社会的な利益にかない、経済的にも継続可能な森林管理を推進することを目的とし、木材・木材製品だけでなく印刷用紙においても高い注目を集めています。
森林が健全な状態で生育するよう、密集した木の一部を伐採する間伐の木材をパルプとして利用した、国内の木材資源の有効活用・林業の活性化につながる環境対応型製品です。
印刷現場などを取り巻く環境規制の強化やVOC(揮発性有機化合物:Volatile Organic Compounds)対策から、インキ中の石油系溶剤を植物油に置き換えたインキを使用しています。